AI活用事例2026-07-22
元IT開発者ではないAxel Bitblaze氏(@Axel_bitblaze69)のXポストが参考になりそうでしたので紹介します。投稿ではClaudeを使ってAIトレーディングボットを構築する方法を、初心者向けに解説しています。
投稿によると、ボットは戦略を見つけるものではなく、すでに持っている戦略を実行するだけだと説明しています。エッジは自分で持ち込み、ボットが取引を処理するという考え方です。
one truth first: a bot doesn't find you a strategy, it just executes the one you already have. you bring the edge, it handles the trades.
(訳)まず一つの真実:ボットはあなたに戦略を見つけてくれるものではなく、あなたがすでに持っている戦略を実行するだけです。あなたがエッジを持ち込み、ボットが取引を処理します。
ここから具体的な始め方を3つのステップで示しています。
取引を実行する部分を接続します。株式の場合はAlpaca(無料でペーパートレーディングあり)にサインアップし、APIキーを取得します。暗号資産の場合はBlofin、Binance、Bybitなどの取引所を開き、APIキーを取得します。
その後、Claudeに次のように指示します。
connect my [alpaca/binance] MCP with this api key [key] and build me a dashboard to manage my trades.
(訳)私の[alpaca/binance] MCPをこのAPIキー[key]で接続し、取引を管理するダッシュボードを構築してください。
新しいClaudeのチャットを開き、エントリー、エグジット、タイムフレーム、ルールなど自分の取引方法をすべて書き出します。その後、指示します。
turn this into a markdown file of my full trading strategy.
(訳)これを私の完全な取引戦略のMarkdownファイルに変換してください。
さらにTradingView MCPを接続し、Claudeが実際の価格データでバックテストできるようにします。1セントもリスクを取る前にテスト可能です。
デスクトップに2つのファイルを作成します。
log every trade - entry, exit, price, time - so we can improve over time.
(訳)すべての取引を記録します。エントリー、エグジット、価格、時間など。時間の経過とともに改善できるようにします。
make a second file where you reflect on that log and suggest fixes.
(訳)2つ目のファイルを作成し、そのログを振り返って修正案を提案するようにします。
これにより、ボットが同じミスを繰り返さず賢くなるそうです。
投稿ではペーパートレードから始め、サブアカウントを使い、APIキーを保護し、1週間試すことを推奨しています。構築自体は今や簡単になったと述べています。個人の投稿のため、成果の検証は限定的です。
日本株の場合、AlpacaのようなAPIの代わりに国内ブローカーやデータ提供サービスのAPIを検討する形に置き換えられます。有価証券報告書や決算短信を基にした戦略をMarkdown化し、バックテストに活用するイメージです。Claudeに「日本の上場企業のIR資料からPERやROEなどの指標を抽出して戦略に組み込んで」と指示すれば、海外事例をローカライズしやすくなります。
例えるなら、Claudeを優秀なアシスタントに雇うようなものです。アシスタントは戦略を考え出すのではなく、あなたの指示通りに記録を残し、反省を繰り返すことで成長します。記憶機能がなければ、毎回ゼロから同じ失敗を繰り返すことになりますが、ログとリフレクションの2ファイルで「改善のループ」が回る点がポイントです。初心者でも日常のメモアプリのように扱えるので、敷居が低いのではないでしょうか。
1. Claudeのアカウントを用意し、AlpacaまたはBinanceのAPIキーを取得する(ペーパートレード推奨)。
2. 新しいチャットでAPI接続を指示する。
3. 自分の取引ルールを記述し、Markdown化とバックテストを指示する。
4. デスクトップにログファイルとリフレクションファイルを作成する指示を出す。
5. 1週間ペーパートレードで検証する。
そのままコピーして使えるプロンプト例(日本株向けにアレンジ):
Alpaca APIキーを使って日本の上場株のペーパートレード用ダッシュボードを作成してください。移動平均とRSIを基にしたシンプルな戦略を組み込んで。
以下の取引ルールをMarkdownファイルにまとめてください。エントリー条件:5日移動平均が25日移動平均を上回ったら買い。エグジット条件:利益5%または損失3%で決済。タイムフレームは日足。
これまでの取引ログを分析し、改善点を3つ提案してください。日本の有価証券報告書から抽出したPERデータを参考に修正案を出して。
最初に試す題材の選び方:PERや移動平均などの基本指標を使ったシンプルなルールから始めると出力が安定しやすいです。
うまくいかない時の対処:出力が抽象的になったら「具体的な数字条件を3つ追加して」と指示を具体化します。
ClaudeのようなAIは、戦略そのものではなく「実行と改善の仕組み」を簡単に作ってくれる点が強みです。記憶機能を持たせることで、ただの自動化ツールから学習するパートナーへと変わります。日本市場でもAPI接続やデータ抽出を工夫すれば、今日から同じアプローチを試せそうです。まずはペーパートレードで小さく始めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は情報提供・教育目的で作成しています。投資助言ではありません。特定のサービス・銘柄の利用や売買を推奨するものではなく、過去の成果は将来を保証するものではありません。
出典
X @Axel_bitblaze69 https://x.com/Axel_bitblaze69/status/2078349957917286446