Tomoru 投資×AI
AI活用事例2026-07-26

20年プロトレーダーの父とClaude 同一銘柄群で+21% vs +7%

20年プロトレーダーの父とClaude 同一銘柄群で+21% vs +7%

元プロトレーダーの父親がClaudeのワークフローを「本物の取引ツールではなくおもちゃ」と評した事例を、Shredder氏(@Shred_0x)のX投稿から紹介します。同一の銘柄群で比較した結果、父親の手動判断が+7%だったのに対し、Claudeを活用した体系的なワークフローは+21%を記録しました。API利用料は90日間で合計6.20ドルでした。

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Shredder氏の投稿内容

Shredder氏の投稿では、父親が20年間プロとして取引してきた経験を基に、Claudeのワークフローを「toy, not a real trading tool」と指摘したとあります。

My father traded professionally for 20 years. He looked at my Claude workflow setup and said "that's a toy, not a real trading tool."

(訳)父は20年間プロとして取引してきました。彼は私のClaudeワークフローのセットアップを見て「それは本物の取引ツールではなくおもちゃだ」と言いました。

その後、同一のウォッチリストで比較した結果を提示したところ、父親の手動ピックが+7%、Claude支援の体系的ワークフローが+21%でした。

same watchlist, his manual picks vs. the Claude-assisted systematic workflow
his return over the period: +7%
workflow return: +21%
total API cost for all 90 days of analysis: $6.20

(訳)同じウォッチリストで、父親の手動ピックとClaude支援の体系的ワークフローを比較。その期間の父親のリターン:+7%。ワークフローのリターン:+21%。分析にかかった90日間のAPI総コスト:6.20ドル。

Claudeの動作について、Shredder氏は「No sentiment reading. No 'the market feels strange this week.' No overriding a signal because of a news headline. Just fixed criteria, applied identically on day 1 and day 90, no exceptions.」と説明しています。

No sentiment reading. No "the market feels strange this week." No overriding a signal because of a news headline. Just fixed criteria, applied identically on day 1 and day 90, no exceptions.

(訳)センチメントの読み取りなし。「今週の市場は妙だ」というような判断なし。ニュースヘッドラインでシグナルを上書きしない。固定された基準を1日目と90日目に同一に適用し、例外なし。

父親は数字に反論せず「edge would eventually disappear」と述べたそうです。

He didn't argue the percentages. He said the edge would eventually disappear.

(訳)彼はパーセンテージに反論しませんでした。エッジは最終的に消えるだろうと言いました。

投稿では、14ポイントの差は市場のランダムさではなく、20年間の感情による上書きが原因だったと指摘されています。Claudeにはその上書きがない点がthesisだとあります。

この使い方が有効な理由

ClaudeのようなAIは、設定した基準を感情に左右されずに一貫して適用できます。人間のトレーダーは長年の経験からパターンを見抜く力を持ちますが、同時にニュースや市場の雰囲気に影響されて判断を変更しがちです。Shredder氏の事例では、この一貫性が結果に表れたと考えられます。例えるなら、AIは毎朝同じルールブック通りに仕事を進める事務員のようなもので、気分でルールを曲げません。

日本市場では、こうした固定基準を有価証券報告書や決算短信の数値に適用すると有効です。PERや売上成長率などの指標を事前に決め、毎回同じ条件でチェックすれば、感情的な売買を減らせる可能性があります。

まだできないこと・注意点

投稿では、Claudeのワークフローの詳細なプロンプトや手順は触れられていません。個人の投稿のため、成果の検証は限定的です。AIの判断はあくまで参考で、市場環境の変化で有効性が変わる点に注意が必要です。また、API費用は事例によるもので、利用量次第で変動します。

Claudeを使った分析手順

Claudeを使って日本株の分析を体系化する手順を、初心者向けにまとめました。まずは無料枠で試せます。

1. Claudeのウェブ版(claude.ai)にアクセスし、アカウントを作成またはログインします。

2. 新しいプロジェクトを作成し、分析対象の日本企業を1社選びます(例:東証プライム上場企業で、最新の有価証券報告書が公開されている会社)。

3. 有価証券報告書をPDFでダウンロードし、Claudeにアップロードします。

4. 以下のプロンプトをコピーして入力し、結果を確認します。

この有価証券報告書の売上高成長率を直近3期で計算し、年率10%以上かどうかを判断してください。根拠となる数値とページを明記してください。
この決算短信の営業利益率を過去5期分リストアップし、15%以上を維持しているかを固定基準でチェックしてください。条件を満たさない場合は理由を述べ、ページ番号を付けてください。
このIR資料の自己資本比率と有利子負債比率を抜き出し、自己資本比率40%以上かつ有利子負債比率50%未満という基準を満たすかを判断してください。該当ページを明記し、基準に合わない点を具体的に指摘してください。

5. 複数銘柄で同じプロンプトを繰り返し、結果をスプレッドシートに記録します。週1回など固定のタイミングで実行します。

うまくいかない時の対処

出力が一般論になった場合は、プロンプトに「数値のみで回答し、解釈は加えない」と追加します。資料が古い場合は最新の適時開示を優先してください。

本事例から得られる学び

感情による判断の上書きを排除する仕組みが、ClaudeのようなAIの強みの一つです。日本市場でも有価証券報告書などの一次資料を基に固定基準を繰り返し適用することで、初心者でも一貫した分析を試せます。まずは1社から始めて、徐々に習慣化してみてください。

※本記事は情報提供・教育目的で作成しています。投資助言ではありません。特定のサービス・銘柄の利用や売買を推奨するものではなく、過去の成果は将来を保証するものではありません。

出典

X (@Shred_0x) https://x.com/Shred_0x/status/2078887601600070112

Tomoru(灯)/株式会社ボストーク — 情報提供・分析であり、投資助言ではありません。
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