AI活用事例2026-08-03
Kitsune Tails氏(@kitsune_xbt)のX投稿が、私たちにも参考になりそうでしたので紹介します。投稿ではClaudeに取引の全工程を任せるワークフローを紹介しています。
Kitsune Tails氏は「ONE CLAUDE WORKFLOW TRADES WHILE I SLEEP」と題し、以下のように説明しています。
someone wired a full trading bot to Claude and let it run the whole loop
(訳)誰かが完全な取引botをClaudeに繋ぎ、ループ全体を走らせた。
you connect your broker API to Claude through a simple MCP link
(訳)ブローカーのAPIをシンプルなMCPリンクを通じてClaudeに接続する。
Claude pulls live price data, reads the order book and watches the pairs you tell it to
(訳)Claudeはライブ価格データを取得し、オーダーブックを読み、あなたが指定したペアを監視する。
you write your strategy in plain English, like buy this dip and take profit at 4 percent
(訳)あなたは平易な英語で戦略を書く、例えばこのディップを買って4パーセントで利益確定する、のように。
Claude turns that into the actual trade logic and fires the orders itself
(訳)Claudeはそれを実際の取引ロジックに変換し、注文を自ら発注する。
it logs every entry, every exit and the reason it took the trade
(訳)それはすべてのエントリー、すべてのエグジット、そしてその取引をした理由を記録する。
you check the journal in the morning instead of staring at charts all day
(訳)一日中チャートを眺める代わりに、朝にジャーナルを確認する。
これらの記述から、Claudeが価格データ取得から注文実行、ログ記録までを一貫して扱う点がわかります。投稿では詳細は触れられていません。
戦略を平易な言葉で書くだけでClaudeがロジックに変換してくれる点が便利です。例えるなら、料理のレシピを「にんじんを切って炒める」と伝えるだけでAIが手順を組み立ててくれるイメージです。初心者でも「この安値で買い、4パーセントで利確」といった指示から始められます。
自動ログにより、朝に理由を確認できるため感情的な判断を減らせます。多くの人が手動でローソク足を更新している中、このような仕組みが取引を代行する可能性があります。
日本株の場合、国内ブローカーのAPI(例: カブコムAPI)との連携を検討します。MCPのような接続方法が利用可能か各社で確認してください。戦略記述は日本語でも試せますが、Claudeの理解度を考慮して英語併用が有効かもしれません。
有価証券報告書を分析する際は、EDINETから取得した資料を基に「この銘柄の売上成長率を過去3年分、重要な順に抜き出して」と指示できます。投稿の取引ロジックを基に、日本株向けの乖離率やRSI条件を追加で指定可能です。
1. Claudeのプロジェクトを作成し、APIキーを設定する。
2. 対応ブローカーのAPIドキュメントを確認し、MCP相当の接続方法を調べる。
3. 戦略を平易な言葉で記述する。
そのままコピーして使えるプロンプトを3つ用意しました。日本株向けに調整しています。
Analyze the last 3 years of revenue growth for {company} using data from EDINET securities reports. List the top 5 key factors in order of importance with page numbers.
(直訳:{会社}の過去3年間の売上成長をEDINETの有価証券報告書データを使って分析せよ。重要度の高い順に上位5つの要因をページ番号付きでリストアップせよ。日本株のファンダメンタル分析の起点として使えます。)
Define a trading rule: Buy when RSI(14) < 30 on daily chart of Japanese stock {ticker}, take profit at 4% gain or stop loss at 2% loss. Output the logic in executable pseudocode.
(直訳:取引ルールを定義せよ。日本の株式{ticker}の日足チャートでRSI(14)が30未満なら買い、4%利益で利確または2%損失で損切り。実行可能な疑似コードで出力せよ。Claudeにロジック変換を依頼する際に使います。)
Review the order book depth for {pair} and suggest entry reasons based on volume imbalance. Log entry, exit, and rationale in a simple table format.
(直訳:{ペア}のオーダーブック深度をレビューし、出来高の不均衡に基づくエントリー理由を提案せよ。エントリー、エグジット、根拠をシンプルな表形式で記録せよ。ログ自動化の参考に。)
最初に試す題材は、流動性の高い日経225採用銘柄の決算短信から選びます。出力が浅い場合は「具体的な数値条件を3つ追加して」と指示を具体化してください。
個人の投稿のため、成果の検証は限定的です。実際の接続やリスク管理は各自で確認が必要です。API連携にはセキュリティリスクが伴うため、テスト環境から始めましょう。
ClaudeのようなAIに反復作業を任せることで、投資家は判断の質を高められます。戦略を言葉で明確に伝える習慣が、自動化の第一歩になります。積み上げてまいりましょう。また明日、別の事例を紹介します。
※本記事は情報提供・教育目的で作成しています。投資助言ではありません。特定のサービス・銘柄の利用や売買を推奨するものではなく、過去の成果は将来を保証するものではありません。
出典
X (@kitsune_xbt) https://x.com/kitsune_xbt/status/2083469916930179211