AIナレッジ2026-08-16
第1回では、AIが未来を予測しているわけではないことを見ました。第2回では、対話式のAIが質問を受けてから調べに行っているわけではないことを見ました。
今日は実践です。AIに何を渡すか、そしてどう頼むか。この2つを、実際に手を動かしながら見ていきます。
まずは漫画をお読みください。文章での説明は、そのあとに置いています。














漫画のなかで、はっこが有価証券報告書をひとつ取ってくる宿題を出しています。使うのはこちらです。
金融庁が運営しているサイトで、有価証券報告書などが集まっています。会社の名前で検索すると、その会社が出した書類が一覧で出てきます。そこから有価証券報告書を選んで保存し、ChatGPTかGeminiの画面に置いて渡してください。
決算短信と開示のお知らせ(適時開示)は、EDINETではなく別のサイトにあります。今日は使いませんが、違いを確かめたい方はこちらをご覧ください。
こちらは東京証券取引所が運営しています。
AIに渡す資料は、会社が自分で出した一次情報を使います。ニュースの記事は記者の方が読んで要点だけを書いたもので、まとめる段階でどうしても何かが落ちます。Xの投稿には、さらに書いた人の感じ方が混ざります。
どちらも悪い資料ではありません。ただ、判断の土台にするなら、落ちる前のものを見たほうがよいと思います。有価証券報告書は、会社が一年分をまとめたいちばん厚い資料です。
そして、AIにお願いする文章のことをプロンプトといいます。同じ資料でも、頼み方で返ってくるものが変わってきます。「ぜんぶ読んで」とだけ頼むと、うわべをなでた答えになりがちです。どこを見てほしいのかも一緒に伝えると変わります。
ここまで手を動かしてみて、毎回これをやるのは大変だと感じられたのではないでしょうか。まったくそのとおりで、探して、ダウンロードして、渡して、分析するところまでをぜんぶAIがやってしまうのが、このシリーズのゴールです。次回は、そこへ向けて進みます。
漫画の最後でお渡しした冊子です。気になる会社を見つけたとき、決算が出たとき、株価が急に動いたとき、投資判断の材料を集めたいときに、そのままコピーして使えます。
※本記事は情報提供・教育目的で作成しています。投資助言ではありません。特定のサービス・銘柄の利用や売買を推奨するものではなく、過去の成果は将来を保証するものではありません。